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実食レビュー

Review

美味しく・栄養価が高く・安い! 焼き芋特集

【新生】赤札堂の焼き芋!

2024年3月現在、焼き芋機と取り扱う芋の品種を変更しましたというお話しを聞きまして、早速赤札堂の深川店へ行きました。以前は屋根が無かったのですが屋根付きの機械になっておりました。

この機械なら2種類まで作ることも出来るようですので、品種の追加も今後検討しているとのことです!楽しみですね^^

そして現在の取り扱い品種は「紅天使」となっておりました。

甘藷(かんしょ)とは、サツマイモの事です。昔に比べると随分に焼き芋は美味しくなりましたが、まずは基本となる原点をご紹介します。なお、品種改良されていない甘藷を使っている店舗は2024年3月に実施した調査ではありませんでした。

甘藷(かんしょ)の歴史

古くは、紀元前1000年頃メキシコなどの熱帯アメリカが由来だったようで、15世紀頃アメリカ大陸からヨーロッパ・アジアなど世界中へ伝わりました。あの冒険家「コロンブス」も甘藷(かんしょ)をイザベル女王への献上品としたというエピソードもあるようです。

日本へは様々な歴史を経て、1597年に宮古島へ入ったのが最初という説があるようです。国内での栽培については、江戸時代の後期から苗床で苗を作り現在と大差がないほどの生産が始まっていたとのこと。

1600年ごろ、中国から日本にやってきました。琉球(りゅうきゅう;今の沖縄県)から薩摩(さつま;今の鹿児島県)に伝わったので、サツマイモとよばれています。中国から来たいも=からいもとか、中国での名前と同じく、かんしょ、ともよばれていたそうです。
八代将軍(しょうぐん)吉宗(よしむね)のころに、蘭学者(らんがくしゃ)の青木昆陽(こんよう)によって全国に広められました。今の埼玉県川越市(かわごえし)あたりはサツマイモの産地で、江戸から十三里(じゅうさんり)あったので、ここから来る焼きいも屋のことを「十三里」とよんでいました。それにひっかけて、焼きいも屋が「栗(九里)より(四里)うまい十三里(9+4=13)」とふれて売っていたそうです。

農林水産省

競合店の焼き芋と食べ比べ!

紅はるかを取り扱っていた「総合ディスカウント系小売店」で購入&実食。

他品種より「はるか」にすぐれた甘さ・栄養をコンセプトに九州沖縄農業研究センターで開発された品種。今回、都内で調査した結果「紅はるか」「紅あずま」「紅天使」この3つの取り扱いが非常に多かったです。

紅はるかの歴史

鹿児島県の鹿屋市で誕生。 鹿屋市で試験栽培が行われ、2010年3月に新品種として登録されたようです。形や身の発色が良い「九州121号」と、皮の色が良い「春こがね(旧関東108号)」の交配で、安定した生産が出来、連作にも強いということで農家さんにも大人気なのかもしれません。

最高糖度:~60度 (調査情報)

食べてみた感想

残念ながら調査した店舗の焼き加減管理が悪かったのか口コミほどではありませんでした。これは赤札堂を贔屓しているわけではなく、裏付けとして「紅はるか」を扱っている調査対象以外のお店で食べる機会があったのですがとても美味しかったです。糖度自体は紅天使よりも高く大変甘い、大学芋のようになっていました。

ですので調理法(焼き加減や焼き芋機)に依存して随分変わる。という結論です。もったいないです!

現在の赤札堂でのお取り扱いはこちら

また紅天使の取り扱いスーパーは多く、関東で有名なスーパーや大型業務用スーパーなどでもこの「紅天使」でした。今回、「紅はるか」と決するのは「紅天使」とさせて頂きます。

紅天使の歴史

昭和50年 株式会社かいつか商店 設立、令和2年 カルビーグループ入り、令和5年 カルビーかいつかスイートポテト株式会社 に社名変更。現代のニーズに合わせた新しい焼き芋屋、さつまいもの新しい食べ方提案している会社が開発した品種です。「紅あずま」も同社が開発した品種で「紅あずま」よりもイチ段階甘いのがこの「紅天使」のようです。

完熟の甘さ。食感はやわらかくねっとりとし、濃厚な甘さが特長です。焼き芋にした時の最高糖度は47度にもなります。

カルビーかいつか公式サイトより引用

最高糖度:~47度(調査情報)

紅天使を食べた感想

とにかく「甘い!」そんな第一印象です。紅天使の他のレビューも見ましたが「スイーツのような甘さ」というような感想を見ました。この紅天使はまさにそれが間違った表現ではないことを感じさせてくれます。

ついつい1本食べきってしまう。しかも1本200円程度(2024年3月深川店現在)で買えてしまうことが素晴らしい…。ちなみに甘藷は 250円程度でしたので競合に負けていません。

皮までいけました。
しっかとり感が足りないと皮が食べにくいのですが焼き芋機・品種のおかげなのか、皮まで全部食べることができました。皮は胸焼けを抑えてくれるので大変助かります。また食物繊維・ポリフェノールも皮には多く含まれているので全部食べることで栄養補給に役立ちます。

競合店舗で購入した「紅天使」についても同じ味という判断でしたので、焼き加減(機械)が同じであればおそらくどこでも同じ味になってしまうと思います。

まとめ

今回ピックアップした品種のポジション

様々なデータなどから今回食べ比べをした芋と近いもので、取り扱いの多い品種をマッピングしました。

品種だけなら「紅はるか(競合 総合小売店)」の方より甘味などが強く印象に残ったのかもしれません、しかし今回のレビューでは「紅天使(赤札堂・競合スーパー)」の方が美味しかったです。それは明らかに違いました。

大事なのは「焼き加減(調理法)」

やはりいくら良い品種であっても作る人・機械に依存してしまうという事がわかりました。そしてこの事を記事を読んでいる方々に知って頂きたいと思います。

もちろん赤札堂は店舗によって味の品質が落ちることの無いように管理されていると思います。是非、新しくなった「赤札堂の焼き芋」をご賞味ください!

焼き芋の取扱店舗

2024年3月14日現在
砂町:✕
深川:◯
清澄:✕
町屋:◯
根津:✕
池袋:✕
堀切:✕

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